2012 - 2018
Apartment storeと喫茶ロビー
2018の外観
レトロ雑貨店 1F
トイレ前
喫茶ロビー入口 1F
ソファ席
キッチンとカウンター席
ソファチェア席
個室
キッチン
ドリンクキッチン
裏庭
階段 2Fへ
レトロ家具店
2011-2012
Apartment LOBBY
ダイニングキッチン「CAFE LOBBY」
DINNER
X'mas コース
レトロ家具雑貨屋は1F→2Fへ移動
新しいロゴ
1Fカフェ計画始動
給排水工事から。
今回も大工と塗装工事は自分たちで
キッチンの骨組み
弟も参加
キッチン内の土間打ち
客席は1段高く
カウンター席
キッチン内のプラスターボード貼り
中古の厨房機器搬入
キッチンの形
新品の厨房機器を自分たちで搬入
キッチンのタイル貼り
エントランスパーテーションもタイル貼り
ベンチも製作。生地貼りは職人さんへ発注。
ダイニングテーブルも製作
ブロック塀
自分で看板ペイント
LOBBYのシンボル
駐車場看板も手書き
裏庭デッキを製作
芝植え
フェンス製作
LOBBYのメンバー
2011
DAJIBA「頭陀寺の壁」
廃材で作った小屋「頭陀寺の壁」by dajiba
左)家具庫 右)食品庫
木製パレット回収
DAJIBAメンバーが運搬
パレット解体
化粧材として再構築
APARTMENT と DAJIBAの合作
組み立て
橋下くん
完成間近
2009
Apartment store 頭陀寺移転
移転当時のレトロ家具雑貨店 1F
レジカウンター製作
看板は芳川店より
入口のガラスの鉄ドアを製作発注
隣家とのフェンスを製作
元々立っていた支柱を再利用した看板
ビルディングの名入れ
外観全塗装
購入前の外観写真
富田工業所
1Fは鉄工場
2.3階は住居
裏庭
購入時にスケルトンに解体 1F
エントランス面
建物内洗浄後、塗装開始
奥さんと二人で
見違える
階段も塗装
裏庭側の建具も製作&塗装
裏庭へのドアはアンティークドア
小さな給湯室も製作
2009 - 2018
Hinaiji House
2018のリビング
2018のダイニングキッチン
2009のリビング
2009
2009
2009
2009のダイニング
2009のキッチン
2009のダイニングキッチン
2009 改装前
大工と塗装工事は夫婦二人で。
壁の塗装と床の下地。
給排水の配管。
奥さんも作業
天井のボード貼りと電気配線
部屋の間仕切り壁
プラスターボード貼り
パテ作業
眺めのいい窓
白く塗装
階段
この建物で使われていた引戸を押戸に再利用
建具も製作
トイレ
洗面脱衣場
住居の間取
2004 - 2008
Apartment Store 芳川
初代アパートメントストアの外観
昭和レトロ家具雑貨店
喫茶くちなし
天井赤く
ギャラリー赤い部屋
ギャラリーでの個展「ロシア雑貨と昭和の文房具」
ハンバートハンバートの良成バンドのライブ
初代の喫茶くちなし
友人が描いてくれた「喫茶くちなし」の看板
〈 改装前の建物は元郵便局 〉
郵便局の窓口カウンター
オープン当時の店内はシンプル
EPISODE
「アパートメントの開店準備のお話」2003
長野から地元浜松に戻ってから、お店がオープンするまでの軌跡もちょっと紹介
2003年 長野生活の最後の半年間のあいだに、買い集めたレトロ家具雑貨を2tトラックに詰め込んで浜松へ。
まず、最初に始めたのが「店舗物件探し」と「HPの製作」。
最初からインターネット販売を考えていたので、同時進行で準備。
物件探しは、バイクで浜松の街を走りまわり、いい感じの物件がないか物色。
好みの建物などがあると、写真を撮り、それを片手に不動産にいく。
「こんな感じのレトロな感じの物件ないですかね?」と聞くと、不動産「???」。
そして、紹介されるのは「リフォーム済み」綺麗な物件…
結局、伝わらない…という繰り返し。
ホームページは「入門書」の本を片手に、パソコンとにらめっこ。
専門用語の連続に、頭を抱える日々…
HPをつくるには、他に「イラストレーター」と「フォトショップ」もできないといけないと分かり、さらに頭を抱える…
その2つの入門書も片手に、毎日数ページずつ進めていく。
そんな日々が2ヶ月くらい経った頃….
近所の商店街をバイクで走っていると、思いがけずふと脇道へ。
すると、そこには「元郵便局」の建物が!なんか、奥に蔵みたいな建物がチラって見える!?
小さい頃に、自分も来た事のある郵便局。
新しい郵便局は、数百メートル北に移転していて、ここは「空家」になっていた。
翌日、建物内を見せてもらうために不動産へ。
中に入ってみると結構ボロボロでしたが、柱もなく広い空間!
郵便局の名残のある「受付カウンター」などもあり、結構面白い!
すると、「改装を自由にしていいよ!」と!
そう!こういうの!こういう物件待ってました!改装自由って!本当ですか!!
あっという間に決定です!!
実家から車で2分の物件。まさに灯台下暗し。
3ヶ月かけて探して、結局こんな近くに決まるなんて!
そして、お金もほとんどないので、1人で改装開始!
3ヶ月かけて改装し、2004年 ようやくオープンを迎えることができた
昭和レトロの家具雑貨店 apartment store !!
2009年に移転するまでの4年間。
「濱マイク」「純喫茶」「キャバレー」などの「サイケデリック」で「ノスタルジック」「レトロポップ」なデザインに大きな影響を受けて生まれたこの空間!
かなり個性的なお店に変貌していきました!
「頭陀寺移転のお話」2009
APARTMENT STORE が 浜松芳川でオープンしたのが、2004年の1月。
それから 約5年後。
結婚を期に、住居と店舗を一緒に出来ないかと、物件探していた。
とある日に、父に「面白い物件があるぞ」と勧められて、とある物件を内見に。
芳川店から、車で5分のところにある「鉄筋コンクリート3階」の建物。
誰も住んでいない雰囲気は、外からでも分かる感じだった。
実は、少し前から知っていたこの建物。
外観はすごく好みで、すぐ目に留まった。
1階のガラス越しから中ををのぞいたこともある。
しかし、1階は工場だったのか、荒れ放題な感じで「これは無理だな..」とあきらめた物件だった。
「まあ、せっかくだしとりあえず見てみよう」ぐらいの軽い感じで内見に来たのだ。
そして、建物内に入るとそこは、想像以上に荒れた空間が広がっていた….
1階は元鉄工場。
道具や機械や資材がそのまま放置された状態。
2.3階は住居。
「夜逃げ??」と思うくらい私物が散乱。
やはり、予想通りどうにもならなさそうな内装。
でも、いくつか良い部分も発見!
「カッコいい外観」「エントランスの照明」「階段の丸穴」「裏の外階段」「2階の広いベランダ」。
でも、購入に至るまでの大きなメリットは見つからず…
建物的には素敵なんだけど、あの建物すべてを改装すると考えると、あまりの予算と時間と…???
いろんなことが、分からな過ぎて…???
と、半年以上悩んでいると、不動産から連絡があり「その後どうですか?」と。
「なかなか難しいですね」と僕が言うと、「今回決まらないと、多分来年には更地なると思います」と不動産。
まあ、それならもうしょうがないなと心で思った。
ちなみに解体費用がどれくらいかかるか聞いてみると500万〜600万円くらいじゃないかという話。
「じゃあ、解体しなければ600万はかからないってことだよな?」
ほぼ断る気持ちになっていたので、ダメモトで「建物そのままで買うなら、その600万円分を値引きしてもらえないか?」と、かなり無茶な話を…
後日、持ち主さんに交渉してくれた不動産から連絡が来た。
「いいですよ」という返事!
おっおっおっ!?
これは、流れが来てる??
それでも、数千万の買物には変わりないので、決め切れずにいた。
親に相談すると、「◯800万円だった売値が ◯200万円になったんだから、◯000万円になるように、切りよくもう200万円値引きしてしてもらったら」と。なんて大胆で根拠の無い交渉条件!
でも、これもダメモトで言ってみることに。
それなら!と、先日「売買時には建物内のゴミ処分はします」と言っていたので、「売買時に、壁床天井も解体してスケルトン状態にしてほしい」という条件も、付けてもらえるか?と、こちらも合わせてダメモトで。
後日、交渉してくれた不動産から連絡が来た。
「条件を受け入れてくれるそうです!」
おおおおっ!!!
ここまで「値引き」や「条件」を聞いてくれた持ち主の方に、
「買いません」とはもう言えない。
これは、踏み切るべきだ!と購入を決意!
購入後、なぜ800万円も値引きしてくれたか聞いてみた。
この建物は、病院などをつくる大きな建設会社がつくったらしく、当時かなりお金をかけて建てたんだそう。
だから、思い入れも強く、できるなら壊したくなかったんだそう。
どうりで、築38年経っていても、建物にヒビが入ってないわけだ。
という訳で、はれて購入が決まり、スケルトンにするための解体工事がスタート。
これも後から聞いた話。
「スケルトンの為の解体費」と「ゴミ処分費」すべてで、200万円くらいかかったらしい。
800万円も値引きしてもらって、尚かつ200万円の解体費…
計1000万近く得したってこと!すいません…というか ありがとうございます!
解体工事が完了し、再び建物の確認へ。
スケルトンになった建物内を見て「これなら、なんとかなりそう!」
最初の内見のときより、イメージが湧きやすい空間になっていて、少しだけホッ。
それでも、まだ不安が多々残っていますが、
この場所が出来ない限り、稼ぎは無いし、夫婦の新しい住まいも無い状態。
毎日、お互い実家から通って、作業するのみ!
同時に進めていた結婚式も無事に終わり、その1週間後に新婚旅行!!
ではなく、夫婦2人の改装作業が始まりました。 長い道のりの始まりです。
工事期間は約4ヶ月。
ようやくAPARTMENT STORE頭陀寺店がオープン。
全く稼ぎも無く、毎日この現場に通いながらの夫婦2人で作業の日々。
最初の頃は、先がまったく見えず「終わるのか??」と途方もない先の長さに恐怖を感じ、購入さえ後悔しかけたこともありました。
多分1人では心が折れていたでしょう…
しかし、どうにかこうにか2人でやり遂げる事ができました。
これは、まだまだスタートです。
これから、更なる試練が待ち構えているかもしれませんが、2人なら乗り越えられると信じています。